砥部の高市さん晩成文学賞受賞 戦争の記憶、細かに描写

 平凡社が主催する第3回晩成文学賞に、愛媛県砥部町麻生の高市俊次さん(68)=ペンネーム・三島麻緒=の「千年の墓標」が選ばれ、同社の総合文芸誌「こころ」34号に全文掲載された。娘時分に満州国の崩壊を体験した女性から話を聞き出すという実話に基づいた私小説。高市さんは第1回で佳作、前回は最終候補に挙がっており、「賞は運もあるが、3回続けて応募した男への努力賞だと思う」と喜んでいる。
 賞は60歳以上が対象で、今回は全国から41点の応募があり、作家の村田喜代子、半藤一利両氏が最終選考した。
 高市さんは元高校教員。仕事の傍ら1984年に小説「花評者石山」で第9回歴史文学賞(新人物往来社主催)、89年には掌編小説「花鎮め」で愛媛出版文化賞部門賞を受賞した。

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